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ダイニングテーブルとノートPCで始めた在宅ワークも、長時間の作業が続くと体の負担が気になり始めます。どこから改善すればいいのか分からず、機材を買い足してもしっくりこない人は少なくありません。この記事では、在宅ワークの環境づくりを「椅子→モニター位置→照明→配線」の順で整理し、厚生労働省のガイドライン数値を基準にした整え方を解説します。
在宅ワーク環境づくりは「順番」で決まる|先に整えるべきもの
在宅ワークの環境を整える際、デスクやモニターなどの目につく機材から先に選びがちですが、費用対効果を最大化するには投資の優先順位を考えることが重要です。最初に整えるべきは「椅子」です。何時間も座り続ける作業において、体を支える土台が不安定だと、どれだけ高性能なデスクやモニターを導入しても姿勢が崩れてしまいます。
次に優先すべきは「モニターの位置」です。ノートPCの画面をそのまま見下ろす姿勢は首や肩に負担をかけます。モニターアームやスタンドで高さを調整するだけで、視線の角度が改善されます。続いて「照明」です。手元や画面の明るさが足りないと目が疲れやすくなるため、デスクライトで適切な照度を確保します。最後に「配線」です。機材が揃ってからケーブルを整理することで、無駄な買い直しを防ぎ、足元をすっきりさせることができます。
- 1位:椅子(作業姿勢の土台)
- 2位:モニター位置(目線の高さの改善)
- 3位:照明(手元の明るさの確保)
- 4位:配線(安全性と視界のクリアアップ)
とくに最初に取り組む椅子選びについては、在宅ワーク用オフィスチェアの記事で具体的な比較を確認できます。
椅子とデスク|作業姿勢の土台を先に固める
環境づくりの第一歩は、座面の高さや背もたれの角度を調整できる椅子を選ぶことです。賃貸や狭い部屋であっても、アームレストが昇降するタイプや、座面の奥行きを調整できるモデルであれば、デスクとの隙間を有効に使えます。ダイニングチェアと違い、作業用の椅子は長時間の着座を前提とした設計になっているため、まずはここに投資するのが近道です。
デスクは、椅子の高さに合わせて天板の位置を決めます。肘に無理のない角度で腕を置け、足の裏が床にしっかりとつく高さが基本です。天板が低すぎる場合は、デスクの脚に台を敷くか、高さが調整できる昇降デスクの導入を検討してみてください。在宅ワーク環境におけるデスク選びの基準については、昇降デスクの選び方の記事で詳しく解説しています。
椅子の選び方や、在宅勤務に適した機能については、在宅ワーク用オフィスチェアの記事で比較しています。自分の体格や作業スタイルに合ったモデルを見つける参考にしてください。
モニターと目線の高さ|厚労省ガイドラインの数値で合わせる
ノートPCをそのままデスクに置くと、画面が低すぎて前かがみの姿勢になりがちです。モニターの位置を調整する際の基準として、厚生労働省の「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」の数値を参照しましょう。同ガイドラインでは、ディスプレイは「おおむね40cm以上の視距離が確保できるようにし」とされています。画面に近すぎない距離を保つことが推奨されています。
また、高さについては「画面の上端が眼の高さとほぼ同じか、やや下になる高さにすることが望ましい」とされています。この基準を満たすには、ノートPCをスタンドで持ち上げるか、外付けモニターを設置してアームで高さを調整するのが有効です。モニターアームを使えば、デスク上のスペースを広く保ちながら、ガイドラインに沿った目線の高さを実現できます。具体的なアームの選び方は、モニターアームのおすすめ記事で整理しています。
- 画面との距離はおおむね40cm以上確保できているか
- 画面の上端が眼の高さとほぼ同じか、やや下になっているか
- モニターを持ち上げることでデスク上にスペースが生まれるか
照明と作業環境|手元の明るさの目安
部屋のシーリングライトだけでは、デスクの手元が暗くなりがちです。厚生労働省のガイドラインでは、「書類上及びキーボード上における照度は300ルクス以上とすること」とされています。この基準を目安に、シーリングライトだけでは手元の明るさが足りないと感じる場合は、デスクライトで補うとよいでしょう。
デスクライトを選ぶ際は、照射角度を調整できるタイプや、手元に影ができにくいタイプが適しています。また、モニター画面に光が反射しないよう、ライトの位置や向きにも配慮しましょう。賃貸の狭い部屋では、クリップ式のライトをデスク端に取り付けることで、天板の作業スペースを狭めずに照度を確保できます。照明機器の具体的な選び方については、デスクライトのおすすめ記事を参考にしてみてください。
配線と休憩ルール|仕上げの環境整備
機材が揃ったら、最後に配線を整理します。電源タップやケーブルが床に転がっていると、掃除の妨げになるだけでなく、足を引っ掛ける原因にもなります。サンワサプライが展開するケーブル配線トレーのような、デスク下に取り付けられる専用品を活用すれば、ケーブルを床から浮かせることが可能です。浮かせる・まとめる・隠すの具体的な手順は、デスク周りの配線整理の記事で詳しく解説しています。
物理的な環境が整っても、長時間の連続作業は体の負担を蓄積させます。厚生労働省のガイドラインでは、「一連続作業時間が1時間を超えないようにし、次の連続作業までの間に10分~15分の作業休止時間を設け、かつ、一連続作業時間内において1回~2回程度の小休止を設けること」とされています。タイマーを活用するなどして、意識的に休憩を挟む仕組みも環境づくりの一環です。
在宅ワーク環境づくりのよくある質問(FAQ)
まとめ|チェックリストで自分の環境を採点する
在宅ワークの環境づくりは、椅子から始めてモニター位置、照明、配線の順で進めることで、費用対効果を高められます。厚生労働省のガイドラインに基づく数値を基準にしながら、自分の環境の弱点を特定してみましょう。
- 椅子の座面高さと背もたれが体格に合っている
- モニターとの距離がおおむね40cm以上ある
- 画面の上端が眼の高さとほぼ同じか、やや下になっている
- 書類上及びキーボード上の照度が300ルクス以上確保されている
- ケーブルが床に転がっておらず、配線が整理されている
- 1時間ごとに10分〜15分の作業休止時間を設け、連続作業中は1〜2回程度の小休止も入れている
チェックリストで「いいえ」が多かった項目が、次に改善すべきポイントです。まずは優先順位の高い機材から比較を始めてみてください。
チェックリストで見つかった弱点から比較記事を選ぶ
環境づくりは一度に揃えなくても大丈夫です。優先度の高いものから商品ページで比べてみてください。
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